読めば勝ち組闘魂サラリーマン
  内外タイムス 平成12年9月22日
 

500万人の男が悩んでいる!?ED治療最前線
リストラだけじゃないサラリーマンの落とし穴下半身の危機管理

 
     
  現在ブレーク中「陰茎海綿体自己注射法」  
     
   従来はインポテンスと呼ばれていた性的不能。最近では勃起(勃起)障害、勃起不全、あるいわED(Erectile Dysfunction)などと呼ばれるようになったが、一説には500万人もの男性が悩んでいるという。性生活向上のために求められる治療の最前線を取材した。(吉田 洋平)
 「現在結婚を考えている女性がいますが、彼女との最初の性交に失敗して以来どうしてもうまくいきません。体調は良好で、性欲も十分にありますが今では不安で彼女とベッドインする気にもなりません」(26歳、自営業)
 「1年くらい前から勃起不全の現象が見られるようになった。妻との接触もうまくいかずいらだちもあったが、最近少し改善傾向が見られるようになってきた。しかし、うまくいく確立は30%です」(37歳、会社員)
 EDに悩む男性を対象とした相談窓口として活動する「男性機能回復センター」(本部・東京都港区)には、昨年5月の開設以来、上記のような相談が1ヶ月に1000件以上も寄せられる。中心となる年令層は40〜60代だが、20〜30代の相談者も少なくないという。「糖尿病などの病気が原因と考えられがちですが、実は4割近くがストレスなどの精神的な理由です。EDは誰にでも起こり得る、ごく普通の病気なんです」(水島 章一 代表)
 「性に関する問題は簡単に人に相談できるものではなく、進んで病院に行くとしてもどこの病院に行けばいいのか分からないというのが実状だ。同センターではEDの治療に力を入れている病院やクリニック、医師を案内・紹介している。「日本では長い間、勃起障害は治療の対象になっていなかった。まずは、治療可能な病気だという認識を持ってもらいたいですね」(前出・水嶋代表)
 昨年はバイアグラが爆発的なブームを呼んだが、糖尿病では効果薄、心臓病や高血圧では危険とされている。現在ブームとなっているのが注射後5〜10分で勃起が起こる「陰茎海綿体自己注射法」という治療法だ。
 ペニスの付け根付近に血管拡張剤を注射し、血液量を物理的に増やすことによって勃起を引き起こす。「欧米ではバイアグラのような内服法に代わって、一般的な治療法になっています。」(サンシャイン山口クリニック・北村信三院長)
 注射後5〜10分後には勃起が得られ、持続力も約1〜2時間に調節できる。治療は現在は保険適用外で同クリニックでは初診時に13万円(初診料3万円+注射器セット+薬液20回分)。20回使いきった後は再診料1万円+15回分10万円。
【その他の治療法】
 ◆薬物療法(内服法)
 これまでよく使われてきた勃起障害、勃起不全治療の薬剤には、ビタミンE、ビタミンB12、男性ホルモンなどがある。こうした薬剤の中でもっとも有名になったのがバイアグラ。これまでの薬剤がせいぜい2割くらいの患者にしか有効でなかったのに比較して、劇的ともいえる効果を上げたことで爆発的な人気となっている。
 ◆陰庄式勃起補助具
 プラスチックの容器をペニスにかぶせ、根元までぴったりと容器を押しつけておいて、その先端から空気を抜いていく。容器の中の空気が薄くなることによって海綿体に血液が流れ込み、陰庄となって勃起を引き起こす。勃起してから容器を外すのだが、そのままにしていたのでは海綿体から体内に血液が戻ってしまうので、外す直前にリングをペニスの根元にはめる。副作用の心配はないが、不便さは免れない。