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現代社会において、勃起障害(Erectile Dysfunction: ED)を訴える男性が富に増加してきている。
対象および目的:
性の悩み相談室より早期射精(早漏)症を含む勃起障害などの性機能障害で当院を紹介され、ED外来を訪れ受診した患者57例(平均年齢54.9±13.7歳)に対し、勃起力を促す目的で配合した末梢血管作動薬であるフェントラミン、塩酸パパベリンなどの配合・液と勃起持続を目的としたプロスタグランディンE1の・液を、患者の症状に応じて両剤を調整し陰茎海綿体に局所注入する治療法の臨床的有用性を検討した。
方法:
問診表により病歴など既往や勃起障害の程度を診断し、オフィステストとして、その症状と年齢に合わせ・液と・液をマトリックス分類表により配合を調整し海綿体局所へ注入し5分、10分後の勃起力を患者とともに確認し勃起能を判定した。次いで、海面体自己注射法の指導を十分に行った後に、インフォームドコンセントを得て、・液および・液の配合量を設定し2回分の処方を行った。再診時に、2回分の結果を把握し、その後の処方量を決め治療を行うこととした。
結果:
オフィステスト57例の結果は、平均注入薬液量が・液、・液合わせ0.303mLであり、挿入可能なまでの勃起力を得た症例は53例(93.0%)であった。57例中3例(5.3%)は自己注射法を拒否し、1例がバイアグラを希望し処方した。自己注射用の初回処方平均薬液量は・液、・液合わせ0.336mLであった。再診受診者は30例あり、問診などの診察により勃起力を高める目的で・液の用量を増加したのは8例(26.7%)、持続力増強は7例(23.3%)あった。また満足過ぎるという症例には原則として減量することとし、・液を減量したのが6例(20.0%)、・液5例(16.7%)であり、患者の反応性に応じて適宜薬液量を調整設定することが、本療法の特徴ともいえた。なお、重篤な副作用の報告もなく、投与を中断するような症例はなかった。今後、症例をかさね本療法の臨床的有用性ならびに安全性、さらに患者に対するQOLに及ぼす影響についても検討をすすめていくことの必要性が示唆された。
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